キリカエゼロ秒に近づく為に

スポーツと関わる豊かなライフスタイル実現にむけて

Read Article

日本のFootballに守備の文化を創りたい!! 新感覚ディフェンス理論「枝D」師範 内田淳二氏に聞いた日本人選手が世界のピッチで活躍するために

日本のFootballに守備の文化を創りたい!! 新感覚ディフェンス理論「枝D」師範 内田淳二氏に聞いた日本人選手が世界のピッチで活躍するために

リオ五輪出場権を賭けたアジア最終予選サッカー男子のU-23アジア選手権で、準々決勝日本の相手がイランに決まった。

対戦相手のイランは、屈強な体格の選手が揃い1対1の球際の競り合いでは、アジア屈指の強さを誇る。また、個人の強さだけではなく、チームとしても、守備重視で攻撃では縦の長いボールに頼りががちな中東勢の典型的な戦い方とは、一線を画し、短いパス交換やドリブルを織り交ぜながら巧みに仕掛けてくる好チームである。

ここ数大会サッカー男子の五輪予選は、ホーム&アウェイの方式で時間をかけて出場権を決めていたが、今回は、セントラル方式という試合の開催地を1ヶ所に定め、その地で予選から決勝まで全ての試合を行い短期間で出場権を決める方式だ。今回の開催地であるカタールのドーハは、1993年10月28日に男子サッカーW杯アメリカ大会出場を賭けた試合で、土壇場で追いつかれて出場権を逃したドーハの悲劇という日本のサッカーファンにとっては苦い思い出の地だ。奇しくもこの大会もセントラル方式だったのだが、我々サッカーファンは、もうこれ以上ドーハの悲劇は見たくなくドーハの歓喜を見たいところだ。

今回の男子U-23日本代表の大会前の評判は、あまり高くなかったが、予選3試合テレビ観戦していて「あること」ができている選手が多いと個人的に感じた。
そのできている「あること」とは何か?それについて、紹介したい。

スポンサーリンク

世界基準の守備と日本基準の守備との違い

日本のFootball界における守備文化の不足を指摘する声は、数多い。
前FC東京の監督マッシモ・フィッカデンティ氏が就任早々に嘆いたのは、チーム戦術を構築する以前に守備の個人戦術を理解していないということだった。

では、「世界基準の守備」と「日本基準の守備」の違いは何なのか?

日本人選手の守備は、プレーを遅らせる選択をする傾向が強い。
なぜそのような選択をするのかといえば、「攻撃を遅らせることが第一優先である」という考えの元、まずは抜かれないことを第一に距離を取り、仮にパスを出されても縦に決定的なボールを入れられなければOKという考えが一般的になっているという日本独特の風潮がある。

ところが、世界基準における守備とは「ボールを奪いにいく行為」だ。
Football強豪国では、監督やチームメイトだけでなくサポーターからも、「1対1で勝たないとダメだ」と言われる。
日本代表のハリルホジッチ監督が会見などで繰り返し発言している「日本人にはデュエルが足りない」というコメントの通り、日本代表クラスの選手でも「ボールを奪いにいく行為」の意識が足りないのだ。

このように、「日本基準の守備」では、「攻撃を遅らせる」ことを是とされていて、1対1へのアプローチや球際への対処について、具体的な守備理論が語られることは少ない。
内田師範指南

そこで、日本人が「世界基準の守備」を行うための個人戦術として、<新感覚ディフェンス理論「枝D」>を提唱している内田淳二氏に守備の個人戦術に関して伺った。

新感覚ディフェンス理論「枝D」とは

「枝D」とは、現在フットサル関東リーグ男子のカフリンガ東久留米所属の現役選手でありながら関東リーグ女子のシュートアニージャの監督として采配を振るう内田淳二氏が提唱するディフェンス理論だ。

この理論は、内田氏がブラジル人指導者バウミール氏から指導を受けた後、指導内容を日本人選手が「世界基準の守備」をできるように整理し、理論化したものだ。

では、「枝D」とはどのようなディフェンス理論なのか。

身体を幹と枝に分けて使いディフェンスする

枝Dにおいては、自分の身体を「木」だとすると、自分が重心がかかっている足、つまり軸足を幹と見立てる。
そして重心がかかっていない方の足が枝となる。
枝Dのポイントは、幹を動かさず枝で相手の動きを制限しボールを奪うディフェンス理論である。

枝D右

枝D左

自陣でのディフェンスにおいて、ケアすべき順番は?

①カットイン
②縦突破
③股抜き
である。

①中央のコースに枝を残す
カットインに対して、中央へのコースに必ず枝を残す。
その際に、しっかりと幹に体重が乗っていれば、マイボールにすることは難しくない。

②枝でオフェンスを縦方向へ誘導する
しっかりと幹に体重を乗せ、相手との間合いを詰めることで、オフェンスを縦方向へ誘導する。
相手はこちらの体重移動を誘うフェイントをしてくるが、惑わされずに、間合いを詰めることで、縦方向に誘導しつつ、カットインができない状態にする。

③股抜きも分かっていれば怖くない
上記①、②の手順をしっかり踏まえていれば、相手は股を狙うしかない。
股を抜かれても自分の方が必ず内側にいることになるため、慌てずに幹を軸にして反転することでボールを奪うことは可能だ。

相手陣でのディフェンスにおいて、ケアすべき順番は?

①縦突破
②カットイン
③股抜き
である。

枝D正しい立ち位置

最も重要なのは最初の立ち位置を正しく取ること。
つまり縦のコースに立つことだ。狭い縦のコースに枝をかける。
相手が最も行きたい方向である縦のコースは、立ち位置を正しく取ることで、ほぼ塞ぐことができる。
僅かにある外側のスペースは枝を使ってケアすることで相手は縦へボールを運べなくなる。残り②、③については、自陣での考え方と同様である。

まとめ

今回の男子U-23日本代表は、全体的に守備では、パスやドリブルのコースを絞ってボールを奪いにいき、奪った後素早く攻撃に移りチャンスを多く創っている印象がある。パスやゲームの展開力については、物足りなさがある声もあるが、勝負にこだわる点においては、リスクが少ない戦い方とも言える。


        ↑
ドーハの地で、この動画3分42秒の三浦知良選手が抜かれたような守備のシーンはもう見たくない。

「世界基準の守備」を日本人が身につけることで、「日本人枝D部隊」が世界に進出し自信を持ってFootballを楽しんで欲しいと願っている。

最後に、「枝D」について内田氏はこのように述べている。

ボールを奪う楽しさを広めながら日本の守備力アップに貢献したい

#CWC2015チャンピオン2

#CWC2015チャンピオン1

「枝D」参考情報

①「枝D」の詳しいことについて、分からないことや質問があれば、内田氏が開催しているクリニック町田駅至近のフットサルコート::FUTBOL SALA MACHIDA::フットサラ町田|内クリに参加して体感し、消化して欲しい。

②また、雑誌フットサルナビでも連載しているので、ぜひ参考にして欲しい。

URL :
TRACKBACK URL :

Leave a Reply

*
*
* (公開されません)

Return Top