ゆく年くる年 ロストフの空が教えてくれた事
2018年の1年に限定せず、東京に拠点を移してから1年9ヶ月を振り返ってみると、自分を信じ続けることの大切さを痛感した日々だったと思います。
それは、他人と比較してどうこうという事ではなく、どんな時も一番の敵は自分自身であることを改めて認識しました。
自分自身に負けない為には、何が必要なのか? 12月30日NHKで放送された番組「ロストフの死闘」から2019年を目標に向かいどう行動していけば良いのか?教訓を得ることができました。
教訓をブログにアウトプットすることで、まずは自分自身の足元を固めていきたいと思います。
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14秒に現れた圧倒的な戦術メモリーの差
14秒という短い時間の中に様々な要因があったことを日本代表やベルギー代表の選手や監督のインタビューを通じて知ることができました。
試合の勝敗はラスト14秒で決まりましたが、サッカーのクオリティにおいては、圧倒的な差があったかと思います。
各々様々な解釈があるかとは思いますが、自分なりに振り返ると共に抽象化してみました。
勝負の分かれ目はメンタリティと経験値
番組の構成上からかもしれませんが、日本とベルギーの選手を比較して平常心で戦えている選手のクオリティの差が顕著だったことを強く感じました。
ベルギーの選手は、2点リードされても全く慌てずにプレーしていたような印象です。
酒井宏樹選手は、
対面したアザール選手は全然ストレスを感じていなかった。主力やキーになる選手はそういう場面に慣れている
とも語っています。
勝負の分かれ目は先見力
サッカーには、攻撃、守備、攻撃→守備、守備→攻撃という4つの局面があります。
その中で特に切り替えの局面は、数的有利不利が一瞬で起こるので要注意と枝D師範内田淳二氏から教えてもらったことをふと思いました。そこで、14秒の局面について、ベルギーと日本でどの程度先見力の差があったかを番組内の情報と試合映像により以下の通り自分の中で検証してみました。
ベルギー代表の対応策
日本代表のセットプレーの傾向を分析し入念に事前準備していた
ゴールへの最短ルートについて、共通意識を持ってプレーを選択しゴールに結びつけている。
デブルイネ選手の反応
空いたスペースの認知、ドリブルのコース取りやテンポの工夫。2タッチ目までは大きくドリブルをして山口選手を喰いつかせて、3タッチ目を小さくしギアチェンジすることで右サイドへパスコースを確保し絶妙のタイミングでパスを選択
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ルカク選手の反応
GKから9.8秒に後ろからシャドリ選手のゴール前への走り込みを認識した上でゴール前では自らのゴールよりもスルーをする判断を最善の選択としてプレーしている
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日本代表の対応策
2点リードした後の試合の進め方について後手に回った
吉田選手の反応(仮説)
GKがキャッチした瞬間上を向いてコースを消す動きが出来たかも?
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昌子選手の反応(仮説)
一瞬コンマ何秒ですが、クルトワ選手からデブルイネ選手へのパスコースを消す動きが出来たかも?
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山口選手の反応(仮説)
ボールを取り行くのではなく相手の重心を崩す駆け引きや誘導が出来たかも?
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長友選手の反応→冷静な判断だったと思います
ルカク選手について行かずオフサイドトラップをかけることも一瞬考えたが…
▲オフサイドトラップ成立の場合
▲オフサイドトラップ不成立の場合
長谷部選手の反応→冷静な判断だったと思います
ルカク選手へのマークについて、シュートコースを防いだ上でスルーするかも?というプレーにも反応していた
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勝つ事を信じる強さ
番組内で当時ベルギー代表コーチであったティエリ・アンリ氏は語っています。
勝つ事を信じる これがサッカーにおいて最も重要な事
日本代表は、2点リードした後の戦い方についてどこか「神頼み」的な想いが強く、リードしているにも関わらず「不安」が強いように感じました。一方でベルギー代表は、2点リードされながらも、状況分析の上、日本代表の弱点を突く「高さ」というカードを切ることで戦い抜くという選択をして勝負を制しました。
まとめ
2018年もいよいよ終わりに近づいてきました。
東京で生活を始めてから、体調管理、生活、仕事などでうまくいかないことが続き、本当にお恥ずかしい限りですが、自分を見失いそうなことも多々ありました。
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そんな中でもかすり傷で済んだことは、自分との向き合い方をfootballが気づかせてくれたからだと思います。
お世話になった皆様本当にありがとうございました。
良いお年をお迎えください。